卸企業 of 医薬品業界

医薬品卸企業の経営状況医薬品卸企業の経営状況

医薬品卸売企業の役割

メディセオ(医薬品卸業)メディセオ(医薬品卸業)
医薬品卸売企業は、医薬品企業から仕入れた医薬品を医療機関、調剤薬局、ドラッグストアに販売するだけではなく、社会および医療の進歩に応えるべく経済的で効率のよい医薬品の供給を目指している。特に医薬品の安全かつ安定的供給は卸売企業の基本的な役割であり、医療機関が必要とする医薬品を、必要なときに、必要な量を、必要な場所へ正確・迅速に供給するよう努力を続けている。

また、医薬品卸売企業は、
①仕入れ、保管、品揃え、配送、品質管理を行う物的流通機能
②販売促進、適正な使用法の推進、コンサルティングなどの商的流通機能
③医薬品情報を収集一提供する情報機能
④医薬品の価値を正しく反映する価格設定機能
⑤債権・債務の管理、資金運用などを通じて経営資源の効率化を図る財務管理機能
⑥市場ニーズを的確にとらえ、医療・福祉の要求に応える市場管理機能の6つの機能を担う。

中でも、医薬品が生命に関連する製品であるため、
①品質や有効性・安全性を確保すること
②安全かつ安定的供給を行うこと
③多種多様性に対応すること
④専門的知識・能力をもつこと
の4点が強く要求されている。

大手企業への集約化が進む

医薬品卸売企業の売上高の伸び率は徐々に低下してきており、経常利益率も2%に満たないなど、経営状況は非常に厳しい。このような状況下において、もともとは地域企業が多かった医薬品卸売企業の集約化が進んでいる。

この集約を主導してきたのが、スズケン、福神、アズウェル、クラや薬品、三星堂などの大手企業であり、地方の卸売企業を子会社化して集約を進めてきた。2005年には、スズケン、メディセオ・パルタックなど大手5社の市場シェア率が50%を超えている。