一般用医薬品と漢方薬の製品選択(販売の可否を含む)、継続使用の可否
●製品選択および購入の決定権を持っているのは相談者です。かかりつけ薬剤師の役割は、薬学的知識とコミュニケーションスキル等の専門能力および倫理観に基づき、相談者が適切な漢方薬を選択できるよう支援することです。
製品の選択にあたっては、相談者から得られた情報を基に、該当する製品を探し出します。この際、一般用医薬品を販売することが不適切と判断される場合には、「医療機関への受診の勧め等」を提案します。
販売が不適切だと判断される理由としては、その症状等が一般用医薬品の適応ではないこと以外に、連用や乱用の疑いがあるケースも含まれます。
以下、適切な漢方薬を選ぶ上で考慮すべき点を示します。
一般用医薬品を選ぶ上で考慮すべき点
【相談者の体質や病状、生活習慣等】
①服用してはならない人(禁忌)
②服用に際して注意を要する人(服用により現在の病状が悪化するおそれがある)
③本人又は家族がアレルギ体質の人、薬によりアレルギ症状を起こしたことがある人
④過去に特定の医薬品で副作用を経験したことのある人
⑤従事しないよう注意すべきこと(注意すべき職業内容、行為)
⑥授乳中の人
⑦妊婦又は妊娠していると思われる人
⑧水痘もしくはインフルエンザにかかっている又はその疑いがある15歳以下の小児(小児に服用制限がある医薬品)
⑨高齢者(服用年齢に上限がある医薬品、服用薬剤数が多い人、基礎疾患(又は罹病歴)が複数ある人)
⑩2歳未満の乳児(2歳未満の用法を有する一般用かぜ薬(内用)、鎮咳去痩薬(内用)、鼻炎用内服薬)
【相談者に勧めようとしている製品と、現在服用中の医薬品との関係】
①服用中は併用すべきでない医薬品(併用禁忌)
②服用中は注意して併用すべき医薬品(併用注意)
③授乳中の人は服用してはならない成分、あるいは服用するなら授乳を避ける成分
●漢方薬の弁証論治
弁証とは、病因病機を含めた病気全体の総合分析(analysis)をすることです。弁証論治とは、弁証にもとづいて治療(medical treatment)することです。
1.内傷雑病の弁証方法
八綱弁証→臓腑弁証→気血津液弁証
2.外感熱病の弁証方法
八綱弁証→六経弁証
衛気営血弁証
三焦弁証
弁証論治により、相談者が治したい証に対応する漢方薬を選択します。
ハル薬局中医学基礎理論(弁証論治・理論)
http://www.halph.gr.jp/kan_menu/chuigaku01.html を参照して下さい。


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