かかりつけ薬剤師によるトリアージ業務
状況の評価の結果、
①漢方薬の使用、
②医療機関への受診の勧め(受診勧奨)、
③生活指導(養生法を含む)
のいずれかに振り分けて相談者に提案する業務を、ここではかかりつけ薬剤師によるトリアージ(triage)業務といいます。
相談者は、自覚症状や自らの経験をもとに相談します。その症状が漢方薬で対応可能かどうかを専門家に判断してもらいたいという大きな欲求を持っています。
セルフメディケーションにおけるかかりつけ薬剤師が果たす役割において、トリアージ業務は極めて重要なステップです。
適切なトリアージ業務は、相談者の抱える問題を速やかに解決することに役立ち、いわゆる「コンビニ受診」と言われる安易な医療機関の利用等の問題解決の一助となります。
また、責任ある受診勧奨は、症状の重篤化を防ぎ、相談者に、ふさわしい治療を受ける機会を提供する意味で、かかりつけ薬剤師にとって大切な業務といえます。
かかりつけ薬剤師は、相談者からの相談を受けるにあたり、あらかじめ、医療機関への受診勧奨を行う基準を整理しています。そして、受診勧奨を行う場合には、相談者に対して、「なぜ医療機関への受診が必要なのか」「なぜ般用医薬品では対応できないのか」ということを分かりやすく説明(情報提供)する必要があります。
この際、原則として「かかりつけ医」への受診を勧めますが、もし、相談者から受診先の医療機関の紹介を依頼された場合には、場所、診療時間、連絡先等と併せ、相談者の同意があれば、「現在までの経過」、「服用中の医薬品」、「薬物アレルギ」等を記載した医療機関への文書を作成するなどして、情報提供します。


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